『アメイジング・スパイダーマン2』/感想

本日、29日に公開されました『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』にスパイダーマンが登場することもあり、先週の『アメイジングスパイダーマン』に続いて、『アメイジングスパイダーマン2』がテレビ放送。と言うわけで『アメイジングスパイダーマン2』の感想です!
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アンドリュー・ガーフィールド主演、マーク・ウェブ監督のメガホンで人気ヒーローシリーズをリブートした「アメイジングスパイダーマン」(2012)の続編。スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守り、ひとりの男性として恋人グウェンを愛する日々を送るピーター・パーカー。しかし、街を離れていた旧友のハリー・オズボーンが戻ってきたことから、その生活に少しずつ変化が現れる。そんな中、高圧電流を武器とするエレクトロ、強力なサイ型パワードスーツの超人ライノ、高速グライダーで全てを切り裂く冷酷なグリーン・ゴブリンなど、スパイダーマンのいない世界を作ろうと目論む強敵が次々と出現する。ハリー役に注目の若手デイン・デハーン、エレクトロ役にオスカー俳優のジェイミー・フォックス、ライノ役にポール・ジアマッティなど豪華キャストが新参入。
 
 
 
感想
注:ネタバレあり!
 
 
 
 
 
 
前回で全く気に入らなったラスト。グウェンの父の言葉を華麗にスルーしたピーター。今作では一応悩んでいる風の始まりではあるが、そのうじうじ感が再発されて序盤からイライラ度MAX!『アメイジングスパイダーマン』の記事で書いたけど、うじうじするピーターが本当にムカつく(笑)スパイダーマンになってると調子づくし。原作に忠実なのかもしれないですが…あと何回か言ってますけど、私はスパイダーマンがそんなに好きじゃないです。
 
本作は敵と父親の遺産というか残したものの後始末等の話がそんなにつながってないので分かりにくいです。敵パートと父親のパートが別もの。その点は前作の方が優れていましたね。スパイダーマンと悪役、別々の映画を観てるみたい(言い過ぎか?)。しかもはっきりいって悪役の方が断然好み(笑)
 
うん。安定(笑)クリストフ・ヴァルツに悪役をやらせるくらい安定。とりあえず、何の問題もないです。むしろ今作ではエレクトロが1番良く描けていたと思います。スパイダーマンにぞっこんから憎しみを抱くまでの過程が素晴らしいですね。エレクトロを応援してましたもん。途中まで(笑)
今作の見どころだと思います、タイムズスクエアでのエレクトロとスパイダーマンのシーン。カメラに注目されちゃうエレクトロが哀れで、ちょっと嬉しそうで。ジェイミー・フォックスで良かった(笑)
 
そしてもうひとりの悪役、ハリー・オズボーンを演じるのはデイン・デハーン。すいません。よく知らないです…初めてお見受けするのかな?ハリー役ということで期待しましたが、全3部作のジェームズ・フランコの方が好みではありましたね。デインの方がお金持ちのボンボンっぽかったですが(笑)
今回のハリーは病気で治すにはスパイダーマンの血が必要だそうです。しかし、ハリーの親友であるピーター(スパイダーマン)は拒否。親友を助けたくないのか?とか、貰ってきたことにしてあげちゃえばいいのに、とは思いますが、日本人的な考えなのかな?ハッキリとノーというピーター。それでスパイダーマンを恨み始めるハリー。そりゃそうだ。前作から出ていて、交流があって…みたいな展開なら受け入れやすかったのですがね。

 

 
それとラストですが、最大のネタバレをするとヒロインのグウェンが死にます。新スパイダーマンシリーズはピーター役のアンドリュー・ガーフィールドとグウェン役のエマ・ストーンが売りってところもあったので、エマ・ストーンの退場はただでさえ微妙な興行的に大丈夫かどうか心配になってしまいます(笑)てか、『アメイジングスパイダーマン』シリーズは割と人が死にますね。ピーターの叔父さん、グウェンの父、そしてグウェン。
まあ、ヒロインをやることには文句は特にありません。心情的には残してほしかったですが、やむなしといったところ。しかし、その後にすぐに元気になるスパイダーマンが若干気にくわない。ラストの一通りのシークエンスは感動的でいいとは思うが、立ち上がるのにもう少しシーンを追加してほしかった。
 
個人的にはあまり好きでないスパイダーマンだが、そんなに悪いできではなかった思います。しかし見事な赤字を叩き出し、『アメイジングスパイダーマン』シリーズを終わらせ、アベンジャーズに合流という荒技に打って出たスパイダーマンシリーズ。アベンジャーズに愛着があるので、スパイダーマン参戦は嬉しいのだが、伏線等が残っているので出来ればもう一作作って完結させていただきたかったのが正直なところ。
結局、リブートが早すぎたというひと言でまとめられてしまうシリーズ。そのまま埋もれるのは寂しい気もしますね。
 
 
点数
45点
アクションも脚本も悪くはないけど、スパイダーマンがそんなに好きじゃない。1作目よりは好きかもな〜
 
 
 
ということで、『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』が本日公開されました。スパイダーマンということ以外、ピーター役とかもシビル・ウォーとアメイジングスパイダーマンは関係ないのですが、一応予習が出来たので、心置きなくシビル・ウォーに向かいたいと思います。楽しみです!また、感想を上げたいと思います!では!
 
 
見逃した方はこちら↓

 

 

 

 

 
 
 
 

『アメイジング・スパイダーマン』/感想

4月29日公開の『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』に合わせて、金曜ロードSHOW!で放送されるのがこれまでの『マーベル・シネマティック・ユニバース』と関係がないスパイダーマン…一応スパイダーマンは『シビル・ウォー』に出るけど、スパイダーマンを放送するなら『キャプテン・アメリカ』シリーズを放送して欲しいところ。といった不満はあれど、せっかくなので乗っからせていただきます。今回は2012年公開の『アメイジングスパイダーマン』です。
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サム・ライミ監督が手がけた「スパイダーマン」3部作(2002、04、07)からリブートされた新シリーズ。「(500)日のサマー」の新鋭マーク・ウェブがメガホンをとり、「ソーシャル・ネットワーク」「わたしを離さないで」のアンドリュー・ガーフィールドが主演する。ごく普通の青年ピーター・パーカーは、13年前に失踪した父親の秘密を思いがけず知ってしまったことから、スパイダーマンとして生きていく決意をする。ヒロインのグウェン・ステイシーをエマ・ストーンが演じ、ベンおじさん役のマーティン・シーン、メイおばさん役のサリー・フィールド、悪役カート・コナーズ博士役のリス・エバンスらが共演。
 
アメイジングスパイダーマン2』の感想はこちら↓
 
感想
注意:ネタバレあり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最初に言っておきますが、
私はスパイダーマンが好きではありません!
 
理由は多分2点あります。
1.敵が強いんだがスパイダーマンが弱いんだか知らんが、敵に爽快に勝ってない
2.ピーター・パーカーのパートが長々しくて見てられない
の2点です。
 
2に関してはそこが好きだという人がいるので、あくまで自分がです。なんかピーターが調子のって、そしてうじうじして…の繰り返しがどうもイヤでね。トビー・マグワイア版はそれがヒドかったんですよ!特に3!
 
それと1ですが、スパイダーマンって基本的に戦闘能力が高いわけではないので仕方ないのはわかります。けど敵が自滅しないかぎりスパイダーマン勝てないのはヒーロー映画としてはよくない、と私は思いますね。
 
それで『アメイジングスパイダーマン』ですが、とりあえず出演陣はみんな悪くない気はしました。ヒロインは前の方が良かったですけど…ピーターはアンドリュー・ガーフィルドの方が好きです。イケテない感じはなくなりましたけど、トビー・マグワイアより好きです。
 
ただ、それ以外は変わってません。スパイダーマンは弱いし、ピーターはうじうじやってるし、敵はトカゲだし。
 

 

 
しかしスパイダーマンがビルの合間を飛び回るのは毎度のながら良いですし、CMでも流れてましたが3Dを活かした主観映像は素晴らしいと思います。それと監督の独特の演出。ヘッドホンをしている後ろでトカゲと戦うスパイダーマン。スポンサー対策でしょうけど、面白かったですよ(笑)
 
そんな褒められる箇所を台無しにするのは、最後のピーターの言葉ですね。グウェンの父親の死も全部ムダ。次作への伏線って言ったって軽すぎだと思いますね。
 
にしてもリブートするには早すぎですね。いくらなんでも。
焼き回しだと思う人もいると思いますね。ベンおじさんが死ぬくだりは改めてそのままやられても…『バットマンvsスーパーマン』のオープニングのようにすればまだ良かったのに。
そういう面では誰がピーター・パーカーをやるかぐらいしか話題がないのが本作だと思います。
 
 
 
 
点数
40点
個人的に好きではないだけ。あと、スパイダーマンって自分で糸出せないのかよ!
 
 
 
 
以上です。
来週には『アメイジングスパイダーマン2』が放送されるので、またアップします。
 
見逃した方はこちら↓では!

 

 

 

 

 

オススメのクレヨンしんちゃん映画ランキングトップ10を発表!

今回はオススメのしんちゃん映画をランキング形式でトップ10を発表します!
 
 
 
では!
 
 
10位 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
スノーマンが怖かったイメージがとてもとても強いです。基本的にこの作品は怖いです。ホラーテイスト。個人的に好きではないが、オススメではありますね。あと私の人生で初めて、オカマという存在を教えてくれた存在が多分この作品。終盤に『アクション仮面VSハイグレ魔王』を彷彿とさせる追いかけっこがありますが、それを観てオカマって人間レベルじゃないんだなと思いましたね(笑)野原一家もですが(笑)

 

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しんちゃん映画の記念すべき1作目。絵を見ると今と全然違って面白いです。今じゃアクション仮面が画面を飛び出してしんちゃんと戦う話は多くありますが、これを観た時は結構衝撃でしたね。しかもアクション仮面が負けてるなんて…
あと終盤の銅像を登る追いかけっこはスゴい。あれだけで結構上位に来ました(笑)
個人的にバブルとか経験してないので、ハイグレとハイレグの違いとかわからなかったです(笑)同じものじゃないのか…

 

 

 

 

 
8位クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード
焼き肉が超そう!以上!

 

 

 

 

 
7位 クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡
ひまわり初登場の作品。なんて言うんでしょうね。後半の勢い(笑)それが全てですね。それとワンボックスカーで旅とかちょっとカッコいいな〜と憧れましたね。オカマと一緒はイヤですけどね(笑)

 

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6位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ
シリアス路線というかホラーテイストが強く、コメディ要素は低めなんですけど、古びた映画館、西部劇舞台の荒野などなどの雰囲気が個人的にはツボでしたね。雰囲気でやられます(笑)
あとボーちゃんとしんちゃんが町ですれ違って、そのまま行こうとすると、2人とも気付くといった細かな演出が好きですね。

 

 

 

 

 
5位 クレヨンしんちゃん 爆発! 温泉わくわく大決戦
しんちゃんの映画を初めて劇場で観た作品がこれ。まだネットでチケットを買う時代じゃないので、劇場に行ってもチケットが買えないってことがありましてね、『爆発! 温泉わくわく大決戦』もチケットが買えずに観れないことがありました。その時に代わりに観たのがコナンの『世紀末の魔術師』。なんて思い出もあり、印象が強い作品ですね。
本作の後の『シャングル』、『オトナ帝国』、『戦国大合戦』とは違い、そんなにメッセージ性が強くなく、深く考えずに楽しんで観れるのが良いです。
 
4位 クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望
本作のテレビ放送を録画したビデオが家にあって、何回も観ていましたね(笑)戦国時代にタイムスリップした話なので、チャンバラ等の戦いには迫力があります。個人的には馬に乗っているシーン、特に終盤の城を駆け上がるシーンはとても良かったです。
ABBA→→←は一生忘れることはないでしょうね(笑)

 

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3位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦
「しんちゃんでこれをやるのか〜」とは思いますが、これは名作ですね。『雲黒斎の野望』と同じく、戦国時代にタイムスリップする話ですが、本作はリアル。合戦シーンもリアル。個人的に本作には感動がないです。空しさが強いです。

 

 

 

 

 
2位 クレヨンしんちゃん 電撃! ブタのヒヅメ大作戦
感動傑作ですね。アクションシーン、ギャグシーン色々ありますけど、1番は感動。これは本当に感動します。
劇中の「ぶりぶりざえもんのぼうけん」も大好きです。ぶりぶりざえもんが山頂で見たもの、からのラストは素晴らしいです!
すべての要素がレベル高いです!ぜひ!

 

映画 クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦 [DVD]

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1位 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲
圧倒的!そしてぶっちぎりの1位が『オトナ帝国』です!しんちゃんの映画としてではなく、1本の映画として『オトナ帝国』はオススメします!
本作はヒロシのモノローグでしょ(笑)あんなに泣けるものがこの世にあるのかって言うくらい泣けます!当時、映画館で観た時は「良いな」程度でしたが、今は泣きますよ!ホントに!あと小林幸子の歌は反則だろ!!!
 
何度も言いますが、観てない人は早く観てください!

 

 

 
以上です。
本日、しんちゃん映画24作目の『クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』が公開となります。そちらもチェックしてくださいね!
 
では!!!
 

 
 
 

【2016年GW映画】ゴールデンウィークにオススメの映画10作品を紹介!(洋画・邦画・アニメ)

 
恒例のオススメ映画ランキングです!今現在からゴールデンウィーク中までに公開される10作品を紹介!
それではさっさといきましょう!
 
 
 
 
 
2016年3月25日公開
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とっくに公開はしていますし、春映画でも紹介しましたが、そんなの関係ないです!感想記事にも書きましたが、ツッコミどころが多いです。
しかし、バットマンとスーパーマンがやっぱりカッコいいです!『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』と比べて観るのもいいかもしれませんよ!
バットマンvsスーパーマンの感想はこちら↓
 
 
2016年4月16日公開
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第88回アカデミー賞、作品賞受賞作がいよいよ日本公開です。新聞記者たちがカトリック教会、神父の性的虐待を行っていたスキャンダルを暴いた実話。カトリック教会に馴染みがない日本には中々受け入れらないとは思いますが、なんといってもアカデミー賞。重厚なドラマならこれ!
 
 
2016年4月16日公開
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ゴールデンウィーク恒例の『名探偵コナン』最新作です。今年はシリーズ20作目の記念作!今作では再び、黒の組織とあいまみえます!毎回興行収入記録を更新しているので、今作も大注目です!
 
 
映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
2016年4月16日公開
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コナンと同じくゴールデンウィーク恒例のアニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場版です。脚本は劇団ひとりが務めています。しんちゃん独特のギャグをどこまで表現できるか、ですかね?
 
 
レヴェナント:蘇えりし者
2016年4月22日公開
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本年度アカデミー賞のハイライト、レオナルド・ディカプリオがようやく主演男優賞を受賞を成し遂げたのが本作。仲間に見捨てられ、息子を殺されたハンターが大自然でサバイバルしながら復習を行います。圧倒的なレオを演技、そして2年連続で監督賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの演出術にも注目です。
 
2016年4月23日公開
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人気コミックを大泉洋主演で映画化。「ZQN」というウイルスに感染した人に襲われるパンデミック・パニックホラーとなっています。強烈なビジュアルはCMだけではないことでしょう!
我らが洋ちゃんが出ているので、応援せずにはいられません!
 
2016年4月23日公開
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実写もアニメーションも絶好調のディズニーの新作が登場です。
すでにアメリカで大ヒットを記録し、同然のごとく高評価をゲット。動物達の楽園ズートピアが舞台。あらゆる種類の動物達が共存する大都市の危機に立ち向かいます。
 
 
 
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
2016年4月29日公開
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マーベル・シネマティック・ユニバース』の最新作であり、キャプテン・アメリカシリーズ第3弾です。今回はキャプテン・アメリカの他にアイアンマン、ウィンター・ソルジャー、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、ウォー・マシン、ブラック・パンサー、アントマンが登場。そしてついにスパイダーマンが初参戦します!アベンジャーズに負けない豪華さです!
 
2016年4月29日公開
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火星で進化したゴキブリと戦う、大人気コミック『テラフォーマーズ』を映画化。アニメで『テラフォーマーズ』は観ていますが、観るのが結構辛いです。ゴキブリがね…実写ではどうなりますかね?キャストは相変わらずの豪華です。
 
 
追憶の森
2016年4月29日公開
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『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』ではアカデミー賞監督賞、『エレファント』ではカンヌ国際映画祭パルムドールと監督賞と多くの賞を受賞しているガス・ヴァン・サント監督作です。
青木ヶ原樹海が舞台の本作。渡辺謙と『ダラスバイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞受賞のマシュー・マコノヒーが出演しています!両者の演技合戦に注目!
 
 
 
以上です。
注目作ばかりですね!
娯楽大作からアカデミー賞受賞作まで目白押しです!
ゴールデンウィークは是非映画館へ!
 
 
 

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』/感想

4月1日の映画の日に鑑賞。

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
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不朽のヒーロー「スーパーマン」をリブートした「マン・オブ・スティール」の続編で、ヘンリー・カビル演じる主人公のクラーク・ケント=スーパーマンに加え、DCコミックを代表するヒーロー「バットマン」も登場。「アルゴ」のベン・アフレックブルース・ウェインバットマンを演じる。そのほか、同じくDCコミックの「ワンダーウーマン」も参戦し、イスラエル出身の新星ガル・ギャドットがダイアナ・プリンス=ワンダーウーマンに扮する。スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーには「ソーシャル・ネットワーク」「グランド・イリュージョン」のジェシー・アイゼンバーグ、ブルースの執事アルフレッドにジェレミー・アイアンズ。監督はザック・スナイダーが続投、脚本に「アルゴ」でアカデミー賞を受賞したクリス・テリオが参加。
参考リンク:バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 : 作品情報 - 映画.com
 
 
 
感想
注:ネタバレあり
 
 
 
 
 
 
 
正直、面白いか?誰にでもオススメできるか?と聞かれたら首を縦に振ることはできない。どの要素も褒めることより、ツッコムことの方がはるかに多い。それでもある程度満足したのは自分がバットマンが好きだからだろう。
 
スーパーマンの前作『マン・オブ・スティール』の続編となっているので、『マン・オブ・スティール』を観ていないとキツいと思う。注意が必要。
どちらかと言うと『マン・オブ・スティール』の世界にバットマンがいる形となっている。前作でスーパーマンの誕生を描いているので、今回はバットマンなのだが、どうもバットマンの描き方があまい。冒頭にタイトル、スタッフ・キャストをバックに両親が殺され、ウェインが井戸に落ちて、恐怖の対象のコウモリとの出会いが描かれる。その後に『マン・オブ・スティール』のラスト、破壊される街にウェインがいた様子が描かれ、ウェインの会社と社員が傷付けられた憎しみがスーパーマンを倒す動機として示されている。その2つのシークエンスは両方とも個人的に今作のハイライトだったが、2つのシークエンスがウェインの動機として繋がっていないので、ウェインがあやふやに描かれている。詳しく言うと前者はバットマンになる動機、後者はスーパーマンを憎む動機となる。その両方を語らないと今作最大の見所、バットマンとスーパーマンの対決が描けないことはわかるが、ウェインは結局何を憎んでいるのかが分かりづらいし、とっかかりを見せられても過程が分からないので、感情移入できない。
要は時間が足りないということ。
バットマン ビギンズ』のようにしっかりと誕生までを描くのであればいいのだが、ティム・バートンの『バットマン』のように誕生を描かないやり方をとっているので、脳内で『バットマン ビギンズ』を思い出さないと意味不明。しかも語る気がないのに両親の死を最後まで引っ張るので観客はキョトン。あれをやるならば、両親の死とスーパーマンが関係しているやり方が良かったと思われる。もしくは面倒ではあるが、『バットマン ビギンズ』をもう一度やること。
スーパーマンがほとんど出てこないバットマン単体で、バットマン誕生までを描く作品を作ればよかったのだ。
 
今作はDCコミックのアベンジャーズ、『ジャスティス・リーグ』をやるための作品となっている。『ジャスティス・リーグ』をやる前に、単体では『マン・オブ・スティール』のみで『ジャスティス・リーグ』主要キャラの顔合わせは早いと思う。結婚を許してくれない両親の気持ちである。つまりはアベンジャーズのようにそれぞれ単体作品をやってから『ジャスティス・リーグ』でも今回の『バットマンvsスーパーマン』でもなんでもやればよかろうに。焦ってしまったのが大問題。注目のシリーズなのに勿体無い。
 
スーパーマンは超絶全能のヒーローだからこそ、扱いが難しい。正直、映画的に無理なのかなと思ってしまう。スーパーマンと対等の敵は同じく地球外のエイリアン。対処方法は地球外のエイリアンと戦わすか弱点の鉱石を使うか。それ以外のミスは全てスーパーマンがバカに見えてしまう。今回で言うと、スーパーマンの母が捕まったときとか、場所とかすくにわかりそうだと思ってしまう。リアル志向の今回でもこんなんなので、諦めたほうがよろしいかと…。
また公聴会での対話シーンを無くしてしまったのは個人的に残念。
それとバットマンはやはり人間なので、スーパーマンと同じ土俵にのせるより、アベンジャーズのように身丈にあった敵と戦うように『ジャスティス・リーグ』ではして欲しい。
 
また今回登場のワンダーウーマンですが、物語が進むにつれて徐々に正体が分かっていったが、個人的に身分を最後の戦いのところまで見せないで欲しかったで。謎の女としてずっといて、ラストにあの衣装で敵の攻撃を止める!ラストでルーサーのヒーロー達が映っている動画に彼女もいる、みたいな展開の方が驚いてワクワクしたかも…あくまで自分の意見。
 
とまあ、批判ばかり書いてきたが良かった点を挙げるとするとやはりアクション。スーパーマンの大味のアクションシーンは個人的には好みではないが、悪くはない。それ以上にバットマンのアクションがダークナイト3部作よりカッコよかった。ノーランはアクションが下手と言われてきたが、明確な比較対象があると、やはり劣っていたのだと実感。まあ、相変わらず敵は極力銃を使わずに、順番を守って、一人づつバットマンとやり合うというのは変わらないだが(笑)
 
それと初バットマンとなったベン・アフレックだが、正直こんなにハマっているとは思わなかった。本当に上手く演じていた。スーツ姿の時はヒゲをちゃんと剃ってほしいというのはあるが、それは好み(笑)そこだけ目をつぶれば、ウェイン役としても満足。人物描写はまったくなのにこんなにも良かったのはベン・アフレックのおかげだろう。このまま続けてほしい。
 
今回の作品で実感したのは、自分が思っている以上にバットマンが大好きということ(笑)バットマンのビジュアル、アクション、バットモービルを操縦している姿等々、本当にワクワクした。
 
本心としてはスーパーマンとわざわざ戦わずとも、またジャスティス・リーグをやらなくてもいいからバットマン単体の作品を観たいと切に思い、劇場を出た。
 
 
 
点数
50点
基本的にバットマンもスーパーマンも共闘する過程が雑過ぎる!
ジャスティス・リーグ』よりも、はやくバットマン単体の作品が観たい!