メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮 感想

この記事をシェアする

メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮

スタッフ
監督
ウェス・ボール
製作
エレン・ゴールドスミス=バイン
ウィク・ゴッドフリー
マーティ・ボーウェン
エディ・ガマラ
ジョー・ハートウィック・Jr.
製作総指揮
リンジー・ウィリアムズ
原作
ジェームズ・ダシュナー
キャスト
ディラン・オブライエン
カヤ・スコデラーリオ
トーマス・ブロディ=サングスター
キー・ホン・リー
ジェイコブ・ロフランド
ジャンカルロ・エスポジー
 

f:id:cinemakaeru:20151110192657j:image

あらすじ

謎の巨大迷路の出口を発見したトーマス(ディラン・オブライエン)たちだったが、外の世界に出た彼らを今度は砂漠の迷宮が待ち受けていた。命の危険を感じずにいられない灼熱(しゃくねつ)の気候と、あちこちに仕掛けられたトラップと闘いながら彼らは走り続ける。やがて、トーマスは禁断の事実を知ることとなり……。
 
シネマトゥデイ(外部リンク)
 

感想

ネタバレ多少あり
 
作を思いのほか楽しんだこともあり、期待して臨んだ第2弾の『メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮』。前作の結末、そして予告編から予想した通り迷路(メイズ)感は全くなくなっている始末。予想通りだから文句は言うまい。それでもあのドキドキ感がなくなってもメイズを抜けた彼らを応援しようと考えを変えるとある程度満足して劇場を出れる類の作品ではある。そう、若手有望株の役者たちの為の映画だということを忘れていた。メイズを抜けると汚いオトナ達に対抗するティーンエイジャー達が頑張って危機を乗り越える姿が堪能できる。そう考えればそれを目的に観に来ている観客はある程度満足はできる作品ではある。断じてそれだけでみんな満足という訳ではない。それが今作の欠点。それ以上に単調な展開が問題。それに人物の掘り下げが不十分。仲間を助ける為に戦うことは分からないことはない。しかしワクチンを作らないとならない敵方であるWCKDの理由も分からなくもない。それに対して特に主人公のトーマスは悩むこともなく、それ以外の解決法を探すこともなく、ラストの復讐という発言に繋がっていく。本当にアメリカ映画だとあらためて思い知らされる。またトーマスの記憶にはまだ隠された謎があるのか?小出しにしているがまだまだトーマスには隠された謎があるのでは?それが次回に全てわかると思われる。
謎に満ちたメイズを駆け抜ける前作を楽しんだ人には物足りない本作。ただのサバイバル映画、プラスバイオハザードですからね。逆に本作も楽しめた人には次作の完結編を楽しめるハズ。
 

点数

60点
前作のメイズ・ランナーのイメージだとガッカリするが、そうじゃなければそんなに気にならないし、どうしようないほどヒドい出来とも思わない。
 
2015.11.11