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「トム・クルーズの身長が気になる」ミッション:インポッシブル/フォールアウト【レビュー・感想】

トム・クルーズの身長が気になる」ミッション:インポッシブル/フォールアウト 85点! 

 

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あらすじ

盗まれたプルトニウムを用いて、三つの都市を標的にした同時核爆発の計画が進められていることが判明する。核爆発阻止のミッションを下されたイーサン・ハント(トム・クルーズ)率いるIMFチームは、犯人の手掛かりが名前だけという困難を強いられる。タイムリミットが刻一刻と迫る中、イーサンの行動に不信感を抱くCIAが放った敏腕エージェントのウォーカー(ヘンリー・カヴィル)が現れる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

 

キャスト

トム・クルーズ

ヘンリー・カヴィル

ヴィング・レイムス

サイモン・ペッグ

レベッカ・ファーガソン

ショーン・ハリス

アンジェラ・バセット

ミシェル・モナハン

アレック・ボールドウィン

 

監督

クリストファー・マッカリー

 

レビュー/感想

トム・クルーズの身長が小さく見える。最初に断っておくが、断じてトムをディスっている訳ではない。トムの最近の作品、特にM:Iシリーズでは、トムの身長が気になっていた。「M:i-2」では、トムは大きかったように思う。存在感の話ではない。もちろん存在感も大きかったが、身長の話である。そこからシリーズを重ねることに小さくなったように見える。実際には身長は変わっていないはずだ。つまり、おそらく身長を大きく見せることは意図的にやめたのだ。

 

今回のトム=イーサン・ハントは、悪夢から目覚めるところから物語が始まる。愛するジュリアが、自分のせいで死ぬ夢だ。その後の任務で、プルトニウムが敵の手にわたる。「フォールアウト」のハントは完全無欠の主人公ではない、普通の人間と同じように愛すること人を失うのを恐れ、ミッション(仕事)で重大なミスを犯し、それが世界滅亡へとつながってしまう。ハントが我々と同じような普通の人間になっているのだ。思い出すのは「M:i-2」の時のような完全無欠のハント、今回はそれとは正反対のハントとなっている。これはかなり革新的な取り組みである。最高のスーパースターであるトム・クルーズが普通の人間として悩みながら任務を行う。過去のシリーズの中では行えなかったところまで、深く切り込んできたのだ。その演出、見せ方の為にトムの身長を決して大きくは見せないように撮られている。スターの姿を消し、意図的に人間として演出されている。おそらく、1・2作目の作風から自分風にアレンジをするために加えたのが、「M:I:3」でのハントの結婚であり、身長も含めた完全無欠ではないハントだ。そしてその集大成が、「フォールアウト」となっている。

 

前置きが長くなったが、「フォールアウト」は傑作だと思う。「フォールアウト」はハントの苦悩をしっかりと描いていながら、映画全体のトーンは重くなり過ぎてならず、ものすごいアクションとともに、絶妙なエンターテイメントになっている。

それは史上最高のスターであるトム・クルーズによるところが大きい。トム・クルーズの画面でのオーラ、立ち振る舞いが絶妙であるからだ。トータルではありえないほどのトムの頑張りドキュメンタリーであるが、前回の「ローグネーション」で私が気になったアクションの為の間というのが、今回はとてもスムーズで、話とアクションが進んでいく。アクションを見せつける為のPVにはなっていないのだ。まあ、それはシリーズを通してトムが極めたキレのあるアクションは当然のことながら、今回はよりハントの心の奥に潜んだ恐怖心、悲しみを表現している。普通の人間としてのハントを描いたコンセプトとともに演出、そしてトム・クルーズの演技のすべてが合わさって、シリーズ最高レベルの完成度になっている。

個人的な好みとしては、「M:i-2」か「ゴースト・プロトコル」なのだが、「フォールアウト」は何度も観たくなる作品になっている。もっともっと、トムにはミッション:インポッシブルシリーズを続けていってほしい。それによって、世界最高のスーパースターの挑戦をみることができるから。

 

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