マッドマックス 怒りのデス・ロード/最高の爆音映画！
と言うわけで、遅まきながら「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を鑑賞致しましたので、レビューします！
うぇーい！(今日はゲロゲロではなく、うぇーいで)
ネタバレあり！！！
【あらすじ】
資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックス（トム・ハーディ）は、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョー（ヒュー・キース・バーン）の一団に捕らわれ、深い傷を負ってしまう。そんな彼の前に、ジョーの配下の女戦士フュリオサ（シャーリーズ・セロン）、全身白塗りの謎の男、そしてジョーと敵対関係にあるグループが出現。マックスは彼らと手を組み、強大なジョーの勢力に戦いを挑む……シネマトゥデイより
【点数】
85点！！！
【感想】
いやー、ヤバいっす（笑）
これはどうしたものか（笑）
自白します！マッドマックスの過去作は観ていません！概要を知っているぐらいです…すいません
ちょっと予備知識かある程度のユーザーですが、今回の作品はまっさらな新規のユーザーでも十分以上に楽しめます！素晴らしい！
ストーリーはあるようでありません（笑）
訳のわからないところから始まって、十分な説明もないままに進んでいきます。かなり頭を使う構造になっています。しかし、わからない訳では決してない！かなり高度な荒技を洗練された技術(と強引さ)で観客をずいずい引っ張っていく演出には脱帽です。
ですが、多少の描写不足があるせいでジョーの残虐性とか、女性達がどんな目にあってきたのかがわからないのが勿体無かったですね。想像しろってことなんですけど、良いものを食えてたんだろうと思うこともできるので、多少描写があっても良かったかも〜
その後は最初から最後まで普通の映画ならラストシーンにもってくるであろう、激しいカーチェイスのオンパレード（笑）走り出したら止まりません！
カーチェイスで押し切るという失敗の可能性が高い、演出を押し通したジョージ・ミラーの英断！
失敗作になりそうな製作秘話ですが、成功に導いたのは並大抵のことではありません。
複雑なストーリーなんかいらねえよ！
お前らが大好きなカーチェイス観せてやるぜ！
それで一本作るのがスゴい！
カーチェイスは個人的に「ワイルド・スピード」よりも上です！
それもCGをあまり使わずに撮ったって言うんだからもう…ね（笑）
物語の雰囲気を作り出している荒涼な砂漠。核戦争で荒廃した世界で、資源は底をついた状況という最低限の説明が冒頭にあります。
限られた資源を手にしたものが支配者となっていくのが、人間の歴史なんですよね。
敵役のジョーも資源である水を手にし、民衆を支配しています。民衆は資源や食べ物がないからか、みんな弱りきっており、「ウォーボーイズ」という白塗りの戦闘員がいるのですが、そいつらも何らかの病気（汚染が原因？）で余命わずかのようです。ジョーは彼らに救いを与え、命をささげたらまた蘇ると説きます。そうすることでやつらはジョーの為に命を顧みずに戦って死んでいきます。
やはり砂漠の世界では一神教になるのですかね。
その一人として登場するのがニュークス。今回のおすすめのキャラです！
ジョーに見られるだけでテンションマックスのニュークス。肝心な場面で大失敗をする。
泣いて落ち込む彼がさっさと心変わりをして、ジョーを裏切るところが笑えます。いいのか？
マックスたちの仲間になった後は大変優秀な働き！ダメなやつが輝く展開は大好きです。
また、それぞれのキャラが立ってる！しかもアクションシーンでキャラをそれぞれ上手くみせており、映画は行動が重要なんだなと改めて思い知らされます。
出演者ではシャーリーズ・セロン！最高です！
メル・ギブソンとはイメージが違いますが、ありではないでしょうか？
【まとめ】
砂漠に改造車が爆走するってだけの話です！しかし、それだけでもとても熱くなります！！！
ジョージ・ミラーがインタビューで言ってましたが本当にロックバンドのライブのような映画です。
観た後にライブあとの耳がもやもやする感じがしました（笑）
映画では中々ないです！
「マッドマックス」初体験の人でも大丈夫です！
ぜひ！！！
