『マーベル・シネマティック・ユニバース』をすべて鑑賞!20作品の評価ランキング
このブログ開始当初からずっとレビューを行っていた『マーベル・シネマティック・ユニバース』作品。ブログを怠けていた間にもユニバースは拡大を続け、文字通り世界一のシリーズ映画となっている。
ようやく現時点ですべての『マーベル・シネマティック・ユニバース』作品の評価が完了しましたので、そのすべての作品をランキングにしました。あくまで個人的な評価ですので、ご参考までに。
20位~11位
20位 マイティ・ソー/ダーク・ワールド
『マイティ・ソー』シリーズ:2作目
MCU:8作目(フェイズ2)
シリアス路線への変更が失敗に終わった失意のシリーズ2作目。バットマンの『ダークナイト』を始めとするダークな世界観がトレンドの時代だったのだろうが、MCU10作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が新たな路線を確立したのとは対象的に、保守的な作品となってしまった。ラストのワープ合戦などわかりにくいシーンの連続で、面白さも分かりやすさもない。単純に完成度が高くはない。残念ながら失敗作。
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19位 インクレディブル・ハルク
MCU:2作目(フェイズ1)
エドワード・ノートンが主演のMCU第2作目。1作目の『アイアンマン』より日本公開は日本の方が先となっている。スラム街の追いかけっこなど、いいところが何もないわけではないが、凡庸なイメージは拭えない。ブルース・バナーがノートンから、マーク・ラファロに変わった今では鑑賞の優先順位は高くない。
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18位 アイアンマン2
『アイアンマン』シリーズ:2作目
MUC:3作目(フェイズ1)
『アイアンマン』シリーズは、ヴィランが印象に残らない印象だが、その中でも特に印象がないのが本作。ミッキー・ローク演じるウィップラッシュや、サム・ロックウェル演じるジャスティン・ハマーなどがいたが、記憶にない。悪くはなかったと思うが、よかったとも思えない。
17位 キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
『キャプテン・アメリカ』シリーズ:1作目
MCU:5作目(フェイズ1)
『キャプテン・アメリカ』誕生の物語。第二次世界大戦中の話でもあり、画面も少々古臭い映像になっている。トニー・スタークの父、ハワード・スタークが登場したり、ハルクと同じ系統の血清が使われているなど、アベンジャーズの関連が小出しにされているので、そちらの方が注目かも。 www.ck-uence.com
16位 アイアンマン3
『アイアンマン』シリーズ:3作目
MCU:7作目(フェイズ2)
「さらば、アイアンマン」というキャッチコピーがぴったりな『アイアンマン』シリーズ完結編。飛行機から落下していく乗客たちをキャッチしていくという『アイアンマン』シリーズ屈指のシークエンスを見ることができる。『X-メン』のミュータントのように超能力を持っているのがヴィランなので、『アイアンマン』という感じがしなかった。少々不思議な感じがする作品。
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15位 アントマン
『アントマン』シリーズ:1作目
MUC:12作目(フェイズ2)
『マーベル・シネマティック・ユニバース』のラストを飾る作品。身長を1.5cmまで縮小し、敵と戦うという子供の想像を具現化したようなヒーロー。『アントマン』で語られる「家族愛」テーマは、誰しもが共感できるもので、まさに等身大のヒーローとして描かれている。個人的には、アリがあまり好みではないので、大量のアリを大画面で見るのは、少々キツかった。 www.ck-uence.com
14位 アイアンマン
『アイアンマン』シリーズ:3作目
MCU:7作目(フェイズ2)
『マーベル・シネマティック・ユニバース』始まりの作品。軍事企業の社長である、トニー・スタークが自らが発明したアイアンスーツに身を包んで敵と戦う。大企業のトップでありながら、世界最高の発明家という2面性をうまく表現しており、スーツを作る過程は、とてもワクワクした。必ず見ておくべき一作。
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13位 アントマン&ワスプ
『アントマン』シリーズ:2作目
MCU:20作目(フェイズ3)
記念すべきMCU20作品目となる本作。「家族愛」をテーマにするところは前作と同様となるが、わかっていても感動する。
すでにアントマンが『シビル・ウォー』に参加していたが、『アントマン&ワスプ』ではアベンジャーズのメンバーとの関わりはなし。衝撃的なラストを迎えた『インフィニティ・ウォー』の影響が、エンド・クレジットシーンには見てとれる。
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12位 ブラックパンサー
MCU:18作目(フェイズ3)
メインスタッフ、キャストがほぼ黒人で製作された初のハリウッド大作映画。歴史的な意義はとても大きいことは重々承知ではあるが、アクションシーンを含め、トータルでは良作ではあれど、決して傑作にはならないという評価。特大のヒット、アカデミー賞ノミネートはアメコミ映画の新たな1ページを開いた作品ではあるのだが。 www.ck-uence.com
11位 マイティ・ソー
『マイティ・ソー』シリーズ:1作目
MCU:4作目(フェイズ1)
『マイティ・ソー』シリーズ1作目。ソー初登場の作品です。地球以外の世界の存在が今作で初めて明かされます。コスチューム劇ということで、ケネス・ブラナーが監督として器用されている。少々テンポが悪いが、ハラハラドキドキの展開で最後まで楽しめる。エンド・クレジットシーンは、『アベンジャーズ』に直接繋がるシーンが展開するので要チェック。
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10位~1位
10位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ:2作目
MCU:15作目(フェイズ2)
前作で古代人とされていたスター・ロードの父親の正体が明かされる。オープニングのグルートのダンスをシーンは、これぞGOG!という出来栄えであったが、その後はストーリーとBGM共にトークダウン。期待しすぎてしまったのが災いし、そこまでではなかった。
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9位 ドクター・ストレンジ
MCU:14作目(フェイズ3)
交通事故による後遺症でキャリアを失った天才外科医が魔術師として闇魔術を使う魔術師との戦いを描く一作。『インセプション』を連想させるビルの描写とアクションで、圧倒的な映像を体感をすることができる。
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8位 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
『アベンジャーズ』シリーズ:2作目
MCU:12作目(フェイズ2)
『アベンジャーズ』シリーズ2作目となる本作は、アベンジャーズ以上の登場人物により、ストーリーはパンク寸前。『アベンジャーズ』と比べてかなり大味な感じは否めないが、アベンジャーズメンバーによるソーのハンマー持ち上げ競争のシーンは最高としか言いようがない。
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7位 スパイダーマン:ホームカミング
MCU:16作目(フェイズ3)
『シビル・ウォー』ですでにお披露目となっていた新生スパイダーマンの単独作品。これまでのピーターと比べ、随分若くなったトム・ホランドによるフレッシュなスパイダーマンを見ることができる。ここまで子供っぽいとミスしても、調子に乗っても許すことができるのは、自分が年をとったからか?
6位 アベンジャーズ
『アベンジャーズ』シリーズ:1作目
MCU:6作目(フェイズ1)
『マーベル・シネマティック・ユニバース』の最初の到着点がおそらく今作。『アイアンマン』を始めとする5作品の登場人物が一堂に会する正にお祭り映画。それぞれの見せ場が用意してあるラストは見事。そこまでヒーロー映画に興味がない人でもアベンジャーズが集結したシーンはかっこいいと思うはず。 www.ck-uence.com
5位 シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
『キャプテン・アメリカ』シリーズ:3作目
MCU:13作目(フェイズ3)
フェイズ3の始まりは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からとなる。今作では、地球のヒーローが総出演と、正にアベンジャーズ1.5軍といった豪華さ。のちに単独映画となる『スパイダーマン』や『ブラックパンサー』が登場するなど、フェイズ3は今作なしでは語れない、重要作品。
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4位 キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
『キャプテン・アメリカ』シリーズ:2作目
MCU:9作目(フェイズ2)
単純に出来栄えだけでいえば『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』がおそらく最も高いだろう。中でもアクションの完成度はピカイチ。キャプテンの見事な肉弾戦をコマ落としの映像で見せるのは、アクション映画の新たなトレンドになりそう。
3位 マイティ・ソー バトルロイヤル
『マイティ・ソー』シリーズ:3作目
MCU:17作目(フェイズ3)
これまでの『マイティ・ソー』は打って変わって、コメディ路線に大きく舵を切った本作。ソーはもちろん、ロキまで見事なコメディセンスを発揮をしている。ハルクも登場しており、アベンジャーズで1・2を争うパワーを持つ2人の共演によるダイナミックな戦闘シーンは必見。レッドツェッペリンの『移民の歌』が異常に今作とマッチしている。 www.ck-uence.com
2位 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
『アベンジャーズ』シリーズ:3作目
MCU:19作目(フェイズ3)
『マーベル・シネマティック・ユニバース』の集大成。60人以上のヒーローが登場するが、それぞれに見せ場が用意されており、2時間半という長尺があっという間に過ぎていく。そして何よりヒーロー映画としては「衝撃」のラストが観客の度肝を抜く。MCUの到着点として、ぜひ鑑賞してほしい作品。予習必須で鑑賞をおすすめ。
1位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ:1作目
MCU:10作目(フェイズ2)
地球のヒーローが多かった『マーベル・シネマティック・ユニバース』の世界を一気に拡大させたSF映画の金字塔。最高のタイトルクレジットシーンを始めとし、全編に渡って流れている選曲センス爆発の70年代の洋楽は最高の一言。監督のジェームズ・ガンと俳優たちのケミストリーでここまで最高のアンサンブルを作り出すことができるのだろうか。何と言ってもGOG最大の見所はラストだ。スター・ロードが踊りを始めてからはコミカルかつ感動、そしてかっこいいなどの色々な要素を一度で味わうことができる映画史に残るシークエンスを体験できる。