『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』MCU最高傑作!映画史に残るラストを見逃すな!【ネタバレあり・評価】

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マーベル・シネマティック・ユニバース』第10作目の記念作となった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』。これまでのMCUとは一線を画したコミカル、かつ地球を飛び出し宇宙を舞台としたスペースオペラ作品となっている。控えめに言って『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は『スター・ウォーズ』や『ブレードランナー』などと肩を並べる、新たなSF映画の金字塔であり、MCUシリーズの最高傑作である。特にラストは、正に映画史に残るほどの出来栄え。ぜひともその目に焼き付けてほしい。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー マーベル アベンジャーズ

引用:Yahoo!映画より
目次

作品情報

あらすじ

自らを「スター・ロード」と名乗り、いい加減な性格でプレイボーイなトレジャーハンターのピーター・クイルは、ある日、惑星モラグの廃墟で謎の球体「オーブ」を見つけ、盗み出すことに成功する。しかし、そのオーブは銀河を滅亡させるほどの力を宿したパワーストーンで、暗躍する「闇の存在」が探し求めていたものだった。オーブを狙う者たちに追われ、凶悪犯だけが収容されるという銀河一危険な収容所に入れられてしまったピーターは、そこで一緒になったロケット、グルート、ガモーラ、ドラックスと協力して脱獄。たまたま利害関係が一致しただけで信頼関係もない5人は、内輪もめを繰り返しながら逃亡を続けるが、そんな彼らに「闇の存在」の魔の手が迫る。引用:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー : 作品情報 - 映画.com

キャスト

クリス・プラット
ゾーイ・サルダナ
デビッド・バウティスタ
ビン・ディーゼル
ブラッドリー・クーパー
リー・ペイス
マイケル・ルーカー
カレン・ギラン
ジャイモン・フンスー
ジョン・C・ライリー
グレン・クローズ
ベニチオ・デル・トロ
ジョシュ・ブローリン

スタッフ

監督

ジェームズ・ガン

製作

ケビン・フェイグ

製作総指揮

ルイス・デスポジー

アラン・ファイン

ビクトリア・アロンソ

ジェレミー・レイチャム

ニック・コルダ

スタン・リー

脚本

ジェームズ・ガン

ニコール・パールマン

撮影

ベン・デイビス

編集

フレッド・ラスキン

クレイグ・ウッド

ヒューズ・ウィンボーン

上映時間

121分

公開日

アメリカ公開

2014年8月1日

日本公開

2014年9月13日

制作費・興行収入

製作費

$170,000,000

興行収入

アメリカ: $333,176,600

全世界: $774,176,600

 

引用:Guardians of the Galaxy (2014) - IMDb

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のネタバレあり感想・レビュー

次作の評価はこちら

www.ck-uence.com

ジェームズ・ガンが作り上げた、新たなスペースオペラ

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は間違いなく、21世紀最高のSF映画である。まさか70・80年代の洋楽の懐メロを全編にわたってBGMとして使用したSF映画が2014年に誕生した奇跡に感謝!そして、それを作り出したセンスには脱帽!

主人公のクイルがSONYの初代ウォークマン(テープ!)でレッドボーンの『Come And Get Your Love』を聴きながらノリノリで任務を遂行するオープニングは斬新さに溢れており、観客の心を掴んで離さない。イヤホンで音楽を聞いてて、ついノリノリになって歌うフリをしてしまい、恥ずかしくなるあの感じを荒れ果てた惑星の中で全力でやっているからこそ最高なのだ!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー オリジナル・サウンドトラック

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: ヴァリアス・アーティスト
  • 出版社/メーカー: Hollywood Records
  • 発売日: 2015/01/07
  • メディア: MP3 ダウンロード
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クリス・プラットの自分の世界に浸りきっているのにも関わらず、どこか憎めないクイルが抜群にマッチしている。

SFというジャンルに懐メロで勝負した、その度胸にはまさに脱帽。すげえなジェームズ・ガン!このノリは彼にしか作れない。何せ、緑の肌をもつ暗殺者のガモーラ、上半身裸の筋肉ムキムキの戦士ドラックス、意思がある木のグルート、銃をぶっ放す賞金稼ぎのアライグマのロケットと、書き起こすと全く伝わらないキャラクターたちが仲間になるのだから。それらのメンバー紹介がメインの予告編でこんな傑作になることを想像することは不可能。

ジェームズ・ガンの強烈な演出に引っ張られて、他の映画とは全く違う強烈かつ独特なノリを作り出しているが、物語は割と王道、はぐれ者たちが団結していくのはよくある設定で実にシンプル、またパワー・ストーンをめぐって戦う構図もわかりやすい。練りに練った物語を楽しむというよりは、ノリを楽しむ映画なので、そのノリが楽しめない人にはあまり良い印象は残らないかもしれないが、ハマる人はドはまりするだろう。筆者は、もちろん後者。最高のロックンロールムービーである。

映画史に残るラスト

オープニングの流れももちろん最高ではあるが、今作最高のシーンは間違いなくラストの敵を倒すまでの一連のシークエンスである。正直その出来は『マーベル・シネマティック・ユニバース』史上、いやすべての映画史上最高といっても過言ではない。

キーアイテムのパワーストーンが敵のロナンに奪われ、絶体絶命のその時、ロナンの前でBGMもなく自ら歌いながら、そこまで上手くない踊りをノリノリで踊り始めるクイル。

敵、味方、観客、全員が状況を理解できない中、クイルは周りの目など意に介さず、踊りは激しさを増していく。驚き、意外性、ユーモア、いい意味でのカッコ悪さ、絶体絶命の場面での踊りにはそのすべて詰まっている。

踊りが時間稼ぎであり、ロナンが踊りに気を取られている隙に、ドラックスとロケットがパワー・ストーンがついているハンマーを破壊。ロナンの手を離れた一瞬で、クイルがパワー・ストーンを奪い返す。

パワー・ストーンの力にもだえるクイル。クイルを助けようと手を差し出すガモーラ。クイルの脳裏をよぎる、母との最後の記憶。差し出された手をつなげなかったクイルのトラウマ。それをガモーラと手を繋ぐことにより乗り越え、また最初は殺し合いをしていたガモーラとの信頼という新たな関係性を視覚的に伝えている。

その関係性に、ドラックスとロケットも加わり、真にチームが誕生する。

「俺たちは、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(銀河の守護者)」とチーム名まで伝える非の打ちどころがない。最後にナンをパワー・ストーンの力を使って倒し、物語は終結する。

ユーモア、驚き、感動、様々な要素を詰め込み、破綻せずに伏線を視覚的に一点の隙も突っ込みもなく回収。他に例を見ない見事はシークエンスにただただ圧倒される。映画史に残る最高のシークエンスだ!

アベンジャーズとの関連は?

本作のキーとなっている「パワー・ストーン」は、「インフィニティ・ストーン」と呼ばれる6つの宇宙のエネルギーの結晶の中の一つ。一瞬で惑星を破壊できるほどのパワーを持っており、「インフィニティ・ストーン」を全て手に入れることで、世界を支配することもできる。これを狙っているのが、アベンジャーズのラスボス「サノス」だ。『アベンジャーズ』で、ロキを使い「インフィニティ・ストーン」を狙ったように、全ての石を手に入れようと動いている。今作では、サノスの姿を初めて見ることができる。

「インフィニティ・ストーン」やサノスが直接『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』と絡んでくることもあり、それらの作品を見るためにも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を見ることは欠かせない。

筆者「CK」の評価

評価:大傑作

ジェームズ・ガンの作家性が爆発した映画史にも残る大傑作。愛おしいキャラクターたちと、圧倒的なビジュアルの全く新しいSF映画。サントラもおすすめなので、全てを楽しんで欲しい。

マーベル・シネマティック・ユニバース作品はこちら

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