『スパイダーマン:ホームカミング』みんなが好きなピーター・パーカーが戻ってきた!【ネタバレあり・評価】

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新生スパイダーマン単独映画第1作目となる『スパイダーマン:ホームカミング』。ソニーの配給で計5作品が製作されてきたが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でついにマーベル・シネマティック・ユニバースに参戦。トビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドが演じてきたピーター・パーカーを演じるのは、まだ20歳のトム・ホランド。より若く、自撮りもするまさに現代のティーンエイジャーで、より原作のイメージに近い。みんなが愛した「親愛なる隣人」が見事なリブート作となっている。

スパイダーマン ホームカミング 映画 アベンジャーズ

引用:cinemacafe.netより
目次

作品情報

あらすじ

ベルリンでのアベンジャーズ同士の戦いに参加し、キャプテン・アメリカのシールドを奪ったことに興奮するスパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカーは、ニューヨークに戻ったあとも、トニー・スタークからもらった特製スーツを駆使し、放課後の部活のノリで街を救う活動にいそしんでいた。そんなニューヨークの街に、トニー・スタークに恨みを抱く謎の敵バルチャーが出現。ヒーローとして認めてもらい、アベンジャーズの仲間入りをしたいピーターは、トニーの忠告を無視してひとりで戦いに挑むのだが……。引用:スパイダーマン ホームカミング : 作品情報 - 映画.com

 

キャスト

トム・ホランド
マイケル・キートン
ジョン・ファブロー
ゼンデイヤミシェル
マリサ・トメイ
ロバート・ダウニー・Jr.
ドナルド・グローバー
タイン・デイリー
トニー・レボロリ
ローラ・ハリアー
ジェイコブ・バタロン
アンガーリー・ライス
グウィネス・パルトロウ
クリス・エバンス
ジェニファー・コネリー

スタッフ

監督
ジョン・ワッツ
製作
ケビン・ファイギ
エイミー・パスカル
製作総指揮
ルイス・デスポジー
ビクトリア・アロンソ
パトリシア・ウィッチャー
ジェレミー・レイチャム
アビ・アラド
マット・トルマック
スタン・リー
共同製作
レイチェル・オコナー
エリック・ハウサーマン・キャロル
ミッチ・ベル
原作
スタン・リー
スティーブ・ディッコ
原案
ジョナサン・ゴールドスタイン
ジョン・フランシス・デイリー
脚本
ジョナサン・ゴールドスタイン
ジョン・フランシス・デイリー
ジョン・ワッツ
クリストファー・フォード
クリス・マッケーナ
エリック・ソマーズ
撮影
サルバトーレ・トチノ

上映時間

133分

公開日

北米:2017年7月7日
日本:2017年8月11日

制作費・興行収入

制作費

$175,000,000 (推定)

興行収入

北米

$334,201,140

全世界

$880,166,924

引用:Spider-Man: Homecoming (2017) - IMDb 

 

スパイダーマン:ホームカミング』のネタバレあり感想・レビュー

『ホームカミング』というタイトルの意味

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で本格『マーベル・シネマティック・ユニバース』に参戦を果たしたスパイダーマン

ソニー・エンターテイメント配給で、サム・ライミ版の『スパイダーマン』3部作とマーク・ウェブ版の『アメイジングスパイダーマン』2作が製作されていた。しかし『アメイジングスパイダーマン』シリーズの失敗で現在絶好調の『マーベル・シネマティック・ユニバース』に復帰。『シビル・ウォー』で先行登場となり、単独作品として本作が公開された。大勢のファンが待ち望んだ本家にスパイダーマンが登場というのは、MCUでも大きなターニングポイントではないだろうか。

また『ホームカミング』というタイトルには、アメリカの高校で卒業生を招いて開催されるパーティイベントについての意味があるそうだが、マーベルという家に戻ってきた(ホームカミング)という意味も同時に含まれていると想像できる。

 

今作のスパイダーマンもリブートではあるが、『アメイジングスパイダーマン』の失敗を踏まえ、1からスパイダーマンの誕生の物語をやるのではなく、すでにスパイダーマンになっているところからスタートしているので、すんなりと物語に入っていける。毎回同じような誕生物語を見せられたくなんかないので、とてもいいスタートである。それも『シビル・ウォー』の下敷きがあってこそなので、本作鑑賞前に見ておくことをおすすめする。

新たなピーター・パーカーの魅力

マーベルに戻ってきたスパイダーマン役を演じるのは、トム・ホランド。彼は歴代のピーター・パーカーとは大きく違ったアプローチで新たなスパイダーマン像を作り上げている。簡単に言えば、歴代のピーター・パーカーよりも「子供っぽい」ということだ。

 

サム・ライミが監督したスパイダーマン3部作でピーターを演じたのは、トビー・マグワイア。外見はティーンエイジャーというよりも大学生。そしていかにも理系オタクというビジュアルである。理系オタクというのが重要で、クモに噛まれ、力を得ることで自分がかっこ良くなったと勘違いするのだ。それが痛々しく、とても好きになれない。そのシーンが無限に続くかのように長くとってある『スパイダーマン3』では、拷問のような時間を過ごした。

トビー・マグワイア版のリブートとして登場したのが、『アメイジングスパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドだ。彼も高校生には見えないし、何より顔が良い。グウェン役のエマ・ストーンも大人っぽく、2人の美男美女カップルによる、ロマンスはとてもスパイダーマン映画とは思えなかった。

 

その中で、トム・ホランドのピーターは、彼が童顔ということもあり、ようやく高校生に見える役者によるスパイダーマン映画となっている。性格はマシンガントークに代表されるように、明るくおしゃべり。しかも、姿を一応スパイダーマンということを隠しているのにスマホで自撮りをする始末。リスクなどを一切考えない無鉄砲で一生懸命な若者として描かれている。彼には、トビー・マグワイアの卑屈さもアンドリュー・ガーフィールドの影もなく、純粋に応援したくなるピーター・パーカー/スパイダーマンとなっている。これこそ、イメージ通りのピーター・パーカーであると思う。

 

しかし能天気だけではなく、ヒーロー映画としてはなかなかない、一人の人間としての恐怖をしっかりと描いている。スパイダーマンがエレベーターから落ちそうになる友達を助けるためにワシントン記念塔の外壁を登るシーンだ。ワシントン記念塔で屋上まで登ったスパイダーマンが、下をみて高さに恐怖を抱く。ニューヨークの摩天楼を自由自在に移動していたスパイダーマンを見てきた者としては、衝撃的なシーンであるが、新米ヒーローの心情をうまく表現しているのではないだろうか。

それ以外にも、バルチャーとの戦いで巨大フェリーが真っ二つになり、乗客が危険に陥るシーンでは、手柄を立てたいという安易な考えで乗客を危険な目に合わせたことをトニー・スタークに咎められるシーンでは、スパイダーマンのメインテーマ「大いなる力には、大いなる責任が伴う」を示しているなど、やんちゃの青年からヒーローになるまでの過程をうまく描いている。「アベンジャーズ」での活躍も楽しみである。

 

トム・ホランドも若いとは言え、すぐに容姿が大人っぽくなってしまうと思うので、今のうちに色々と作って欲しいし、長くスパイダーマンを続けて欲しいと願う。

アベンジャーズの関連性

今回のヴィランとなるバルチャーの武器は『アベンジャーズ』で地球に攻めてきたチタウリの技術を再利用して使っていたり、MCUの世界観の共有がされている。

またトニー・スタークこと、アイアンマンが登場しており、師匠という立場で、お節介を焼いている。ピーターに与えたスパイダーマンスーツも最新の技術が搭載されていたり、がっつりフォローしている。それ以外では『アベンジャーズ3』以来となるペッパー・ポッツが登場したりと、MCUファンとしては欠かせない一作となっている。

「CK」の評価

評価:傑作

個人的にはスパイダーマンが歴代のヒーローの中であまり好きではない。だが今作はピーターにイラっとする部分が少なく、個人的なスパイダーマンのベスト『スパイダーマン2』に匹敵する見事な作品だった。

マーベル・シネマティック・ユニバース作品はこちら

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